ゲーム動画をパソコン無しでキャプチャできる、AVERMEDIA ゲームレコーダー HDⅡ (AVT-C285) レビュー ~ らばQ Mini

2013年12月9日月曜日

ゲーム動画をパソコン無しでキャプチャできる、AVERMEDIA ゲームレコーダー HDⅡ (AVT-C285) レビュー

13:22 11 comments

コンポーネントやHDMI信号をキャプチャできる、AVT-C285にちょっと興味があったので、レビューしてみました。

本体外観。これはパソコン無しでスタンドアロンで録画できるのが特徴で、パソコンのキャプチャデバイスとしては使用することができません。

内部に2.5インチHDDを内蔵可能。USBの外付けHDDにダイレクトに録画することもできます。

付属のコンポーネントケーブルは、任天堂、XBOX360、PS2,3の出力端子にマルチ対応。このケーブルは便利かも。

PS3の場合は、HDCPがかかっているのでHDMIからのキャプチャは不可。なのでコンポーネントから接続します。HDMI OUTにテレビを接続すると、コンポーネント信号がHDMIに変換されて出力されます。

テレビに写ったコンポーネント経由のPS3の画像。1080pですがなかなかです。写真ではわかりにくいですが、若干ゴーストが出ているのが残念なところ。

最も信号が高密度な1080pでコンポーネント入力はさすがに厳しそう。半分の密度の720pであれば、もう少しゴーストが低減するかと思われます。

Recボタンでそのままキャプチャ。この手軽さはパソコンではちょっとないですよね。
パソコンのキャプチャ環境は揃えてはいるのですが、唐突にブルースクリーンになったりフリーズしたりと面倒。専用機だとやはり安定度が違います。

またマイク端子とヘッドフォン端子を備えているので、実況を一緒に記録することもできるようです。ゲーム動画を上げる人には便利。

LANケーブルを接続しておくと、スマホからも制御が可能。残り時間とかわかるのはいいですね。

リモコンも付属。

OSD(オンスクリーンディスプレイ）も装備。内蔵HDDから外付けHDDへコピーしたり、保存先の設定や画質設定など、単独で色々と設定できるのはやはり便利。

レスポンスは若干遅いですが、この種の家電もまあ似たり寄ったりなので許容範囲かな。

GTA5を遊んでキャプチャした後、HDDにコピーしてパソコンで開いたもの。
この機種はNTFS対応で、4GBを超えるサイズで保存が可能。なので何時間キャプチャしようが、1ファイルで保存できるのはいいですね。後処理が楽そう。

再生するととてもきれいな画質。特にコマ落ちやノイズもなく、素晴らしいクオリティの動画ですね。

ちなみにYoutubeへの単体でのアップロード機能などもあるようなのですが、いまいち使い方がわからずそこは残念ながら試せませんでした。

起動や終了が遅かったり、USBドライブの接続はマウント・アンマウント動作が必要など、家電感覚で使うにはちょっと面倒な部分もありますが、パソコンの不安定なキャプチャ環境にうんざりしている人には最高のデバイスかと思いますよ。

本体価格は2万円ほど（ストレージ別途）。
これでパソコン用のUSBキャプチャデバイスとしても使えたら最強だけど、いずれ…出るのかな？